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“太鼓の進化”(95年又は96年)文=トマス・ヒメーロ・ディーアス

時代は世紀末、技術処理された電気音と音色の探求と新型のエフェクターが音楽界で溢れかえっている。しかしだからこそ、グルーポ・ディアカラはダンス音楽としてのキューバ音楽、そしてコンサート曲としてのそれについてあるひとつの提案をする。ディアカラのメンバーの多くは若く、間違いなく何かとても真摯で同時に危険な匂いを漂わせる。好奇心を呼び起こされずにはいられない彼らの挑戦は、人気を獲得するのか或いは只のすぐに消える灯かりとなるのか。それにも関わらず、彼らは敢えてそれを受け入れ、何も失う物がない側に立つ。「それでも挑戦するのかい?」「当たり前さ、何故しないんだ?」

オスカル・ヴァルデスの存在と彼の指導の結果、彼らの音楽はリズムに溢れ、優れたパーカッショニスト、才能を貯えたミュージシャンが、キューバ・ポピュラー音楽を構成する眩いばかりに価値に溢れた伝統的な要素全ての最も純粋な部分を進化発展させている。

ディアカラはただ単に聴衆を躍らせるために音楽を奏でるのではなく、その目指す所は更に野心的な境地にある。

歌詞は通俗的な意識を作り出すのではなく、民衆の思想を様々な形式で表現している。様々なアフロキューバ文化や歴史や伝統の記述に基づいた単語、フレーズの知的で絶妙な組み合わせ。

オスカリート・ヴァルデス、ドラムにおいて優れているだけではなく、アレンジに対するピントの合わせ方もいい。リズム・コンビネーション、音色を他のバンドとは異なった方法で利用している。それが、ディアカラの特徴になっている。

我々の音楽の優勢な要素はリズム、そのため多くの我々のジャンル、スタイル、音楽形式の処理の為に異なった順序も在るのを推論しなければならない。だからこそこれらの演奏を聴かれる際にはとりわけ多くのリズム、メロディー、音色、ハーモニーに注意して下さい。

貴方が決める番です。ディアカラは太鼓と共に前進を続ける。

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